11/28-29,くにびきメッセにて「最先端光計測シンポジウム」を成功裏に開催しました

公開日 2025年12月05日

本シンポジウムは,国内外トップの研究者を招聘し,本学が有する世界を先導する様々な光計測技術を用いた島根地域の歴史や伝統に基づく素材の分析評価研究成果を広く紹介するものです。

本学の強み分野である金属材料分野に留まらず,出雲の歴史でもある青銅器や土器の分析,バイオマテリアルから医学や薬学分野の生体細胞の分析まで,世界最先端の学際的な材料分析技術につき活発な意見交換がなされました。

シンポジウムには同時通訳がつき,対面に加えてオンラインでもライブ配信がなされ,米国,英国,ドイツ,ポーランド,インド,中国など世界中から220名を超える参加者がありました。

 

また国内の若手研究者や学生によるポスターセッションも開催され,若者達が世界の一流の研究者と議論ができるという貴重な体験の場にもなり,2名の若手研究者と3名の学生に優秀ポスター講演賞が授与されました。

夕食会では江津市波子神楽社中による石見神楽「大蛇」の迫力ある演舞も披露され,参加者は島根の伝統文化を堪能しました。

最終日には研究内容にも関連する島根県の歴史スポットである出雲大社や菅谷たたらなどの見学会も実施され,地域の歴史や文化に根付いた地方大学ならではの研究の背景に参加者は感銘を受けていました。

 

本シンポジウムは,観光庁の「将来の国際会議主催者育成のための地域・大学連携等促進事業」の支援を受け,本学と島根県,松江コンベンションビューローの共催で開催しました。

松江市,島根県産業技術センター,株式会社プロテリアルをはじめ,多くの皆様にご協力いただき、心より感謝申し上げます。本学は地方大学の特徴を活かした世界的な情報発信の場となる国際シンポジウムを今後も開催して参りますので,是非ご期待ください。

 

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